川崎縦貫高速鉄道


川崎市が計画している川崎縦貫高速鉄道について紹介いたします。
この川崎縦貫高速鉄道は、平成12年1月27日運輸政策審議会の答申で2015年までに開業が適当である新規整備路線として指定されました。

予定ルートは、新百合ヶ丘 ― 宮前平 ― 元住吉 ―  川崎の22kmです。主に尻手黒川道路に沿って、地下鉄の形で整備されます。川崎からは京急大師線への相互直通運転の構想がありますが、現在、京浜急行との調整はあまり進んでいないようです。初期整備区間は、新百合ヶ丘 ― 元住吉(16km)で2001年5月に事業免許取得を致し、2003年度の着工、2011年度の完成を目指しています。事業主体については、川崎市は直営の、川崎市交通局による運営で、川崎市営地下鉄ということになります。1960年代に川崎市電が廃止されて以来、実に約半世紀ぶりの市営鉄道の復活ということになります。川崎市ではすでにこの建設のため現在までに76億円の基金を積み立ていますが、事業費は現時点の試算で1km当たり、300億円。総事業費は6600億円が必要とされており、このうち、35%が国からの補助。残り65%は川崎市の負担になります。川崎市交通局は新百合ヶ丘−元住吉開業時点の1日あたりの輸送人員は約18万人と見込んでいる。また新百合ヶ丘−川崎間全線開業時の1日当たりの需要を29万人と見込んでおり、横浜市営地下鉄並の料金形態で試 算すると、30年で償還できるとしています。


2001年5月11日 川崎縦貫高速鉄道(新百合ヶ丘−元住吉)の事業許可がおりました。詳細は以下のとおり。

事業種別 第一種鉄道事業(旅客運送)
区間 新百合ヶ丘〜元住吉
営業キロ 15.4km
単・複の別等 複線 軌間1435mm 直流1500V
駅数 10駅(新百合ヶ丘、長沢、医大前、蔵敷、犬蔵、宮前平、野川、久末、井田、元住吉) 駅名は仮称
運転計画 新百合ヶ丘−元住吉 平日163往復 4両編成
建設費 5226億円
開業予定時期 平成23年 2011年
車両基地 蔵敷−犬蔵間に設けられる。


川崎縦貫高速鉄道については以下の川崎市のサイトに掲載されております。こちらもご参照下さい。

川崎縦貫高速鉄道計画

川崎縦貫高速鉄道線 NEW!


新百合ヶ丘−宮前平
宮前平−元住吉
元住吉−川崎(予想図:実際とは異なる可能性があります。)

このページは私個人の趣味による作成で、川崎市及び川崎市交通局とは一切関係ありません。また、このページの掲載事項についてのお問い合わせを川崎市及び川崎市交通局にすることはご遠慮ください。


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